ルミガンの誕生秘話をご紹介!もともとは緑内障の治療薬だった!

2020年02月11日
肌がきれいな女性

まつ毛を増やす、伸ばす方法として医療現場で頻繁に使用されるのがルミガンという薬です。高い発毛、育毛効果があることから最もよく処方される薬の1つですが、もともとは緑内障という目の病気の治療に使われている薬でした。育毛剤として使用されるに至るまでは、どのような誕生秘話があったのでしょうか。

そもそも緑内障とは、視野が狭くなったり、視界に見えない部分が出来てしまったりする目の病気です。視神経が異常をきたすのが原因で、何らかの理由で眼圧が上昇することで起こります。
しかし日本人は眼圧が正常でも緑内障を発症することもあり、これは正常眼緑内障とも呼ばれます。症状が進行するまで自覚症状がなく、眼科での検査で始めて発覚するというパターンが多い病気です。

そこで使われていたのがルミガンという治療薬です。ルミガンを点眼すると、眼圧が下がり、緑内障の症状の悪化を防ぐ効果があります。
そしてルミガンで緑内障の治療をしている患者から、しばしばまつ毛が長くなった、濃くなったという声が上がるようになり、まつ毛育毛効果があるのではと噂されるようになりました。

そこで、ルミガンを開発、販売していた会社が、本当にそのような効果があるのか臨床実験を行いました。その結果、まつ毛の長さは約2割アップ、濃さも2割アップ、密度は何と10割以上アップという結果が出たのです。
これによって、まつ毛の育毛剤としても使用されることが増え、緑内障の治療薬よりも、育毛剤としての知名度の方が上になるまでになりました。

ルミガンには、ビマトプロストという成分が配合されています。
ビマトプロストは、毛包という組織を刺激しまつ毛の生成を促し、毛周期の成長期を長くする働きがあります。また、メラニン色素を活性化させることで、毛の黒さをより強調しフサフサにする効果もあります。ビマトプロストのこのような作用も、度重なる実験によって正しく判明しました。

このような誕生秘話によって、ルミガンは新しい道を歩き出しました。
現在はまつ毛育毛剤の目的で幅広く使用されていますが、もちろん緑内障の治療にも使用されています。

緑内障の治療で使用する場合は、皮膚や目の周りに成分が付着するとその部分の毛が濃くなってしまうので、十分注意して使用するようにしましょう。
また育毛剤で使用する際も、出来るだけ他の部分に付着しないよう細心の注意を払って塗布することがポイントです。非常に高い育毛効果があるため、取り扱いには十分注意しましょう。